姿勢から「体型・体質」を変えよう
皆さんもご存知の通り、近年、美しくなりたい、かっこよくなりたいという「健康・美容」に対しての関心がすごく高まっていますね!
それに伴い、パーソナルトレーナーやセラピストの間でも注目されている「姿勢矯正」ですが、一般の方を対象にしたインターネットの姿勢の意識調査では、姿勢がかなり良い、良い方と答えた人は全体の約17%、姿勢がかなり悪い、悪い方と答えた人は全体の約52%と自分の姿勢が悪いと自覚している方が半数以上という結果となりました。
現在、Instagramやインターネットで様々な情報が飛び交う中で、何を信用して良いのかわからないという方を多くお見受けします。
不良姿勢のデメリットについて、外見だけに目が行きがちですが、肩こり、腰痛、頭痛などに加え、精神的なところまで影響を及ぼします。
ヒトは進化を通して直立し、2足歩行を始めました。直立歩行の利点は、手が自由になり、目が地面から遠くなることでより遠くのものを見ることができるようになりました。
ですが、現代人の多くのライフスタイルは、デスクワークなど座った状態でかなりの時間を過ごす為、頭部が前に出たり、猫背を加速します。
この姿勢は見た目や心、作業効率に影響を与える可能性があるので、早期発見と改善は深刻な結果の防止、または最小限に抑えます。
そのために、トリートメントとトレーニングを組み合わせて行っていく必要があります。
姿勢に影響を与える要因は、
骨の輪郭、筋肉の緊張、筋肉の弱化、筋膜の緊張、骨盤の角度、関節の位置と可動性、靭帯構造の弛緩などです。
そのメカニズムはどのようなものでしょう。
1.ストレスや運動不足
運動不足や座った姿勢中心の生活などで、常に身体にはストレスがかかっています。そのことが要因で腰やその他部位に痛みが発症します。
2.不良姿勢
痛みやストレスを感知することで、反射的に筋肉が拘縮します。そうすることで筋肉の使用が不均等になり、一方は拘縮、もう一方は弱化することでさらに痛みが悪化します。
3.神経の圧迫
悪化した痛みが原因で、痛みを緩和しようとさらなる不良姿勢や骨格の歪みが起こります。
そのことが要因で神経を圧迫します。痛みだけでなく、痺れや機能障害が起こることもあります。
4.隣接関節の痛みや疾患の発症
悪化した不良姿勢、痛みにより、過度な負担がかかります。そのことが原因で、椎間板ヘルニアやO脚、変形性股関節症など様々な障害の原因になります。
※この1〜4をループしているような流れとなります。
次に姿勢タイプからみる特徴を見ていきましょう。
立位姿勢の分類では、Kendellの姿勢分類が最も有名で世界的に活用されています。
Kendell は矢状面(側面観察)し、脊柱の湾曲特性から、
・ロードシス(全湾型)
・カイホロードシス(後弯型)
・スウェイバック(後弯平坦型)
・フラットバック(平背型)
の4つに分類しています。
これは一般的な例で、共通パターンはありますが、ほとんどの人は様々な姿勢タイプの組み合わせです。姿勢を評価することが、どの筋肉を伸ばして、どの筋肉を強化する必要があるか、そして最適な動きをする為のバランスがどこにあるのかの指標となります。
自宅トレーニングや個人的にジムに行かれる方は自身の姿勢について理解していると、怪我の防止にも繋がりますし、より美しく、動けるようにもなれる!
逆に自身の身体の状態を無視してトレーニングを行っていると、姿勢が崩れたり、怪我を招くことだってあると言うことです。
憧れのあの人がやっているトレーニングや食事が正しいという選択ではなく、
自分自身をしっかり見て選択できるとより良い自分に出会えるかもしれません!!